親魚が面倒をみない卵塊の扱いに関して

このエントリをはてなブックマークに登録  この記事をクリップ!  newsing it!  Buzzurlにブックマーク  Save This Page to del.icio.us  このエントリをニフティクリップに登録  2011/11/16

先日の深夜3時ごろに、スーパーブラックドラゴン等のレポラカンティクス水槽で、そろそろ卵でも産まないかなと思いプレコマンションを覗きましたが、「異常ありません」という状態でした。

しかし次の日の早朝、水槽チェック時にに卵塊を発見しました。 全部で100粒弱の塊です。 卵はおそらくスーパーブラックドラゴンかドラゴンスターのものだと思われます。

実はこの水槽は4回目の産卵です。 2回目までは稚魚を見つけ産卵していたことを知ったのですが、3回目はプレコマンションの外に卵塊が出されていたのを発見しました。 薬浴後に、エアレーションをして様子を見ていたのですが、見事に全部が乳白色となり失敗でした。

実は今回も3度目と同じ状況です。 本来は親にしばらく任せたほうが良いことはわかっていますが、今回親に見捨てられた卵です。 こういった状況は良く発生するのですが、そのときに卵をどのように扱えば良いのかに関しては、残念ながらまだ「これがよい」というお約束のようなノウハウは聞いたことがありません。

そこで、放り出された卵を何とかして孵らせようとしても無駄なのかも知れないと思いつつも、駄目元でもいいので、少し実験的なことをしてみました。 やったのは、プレコの親魚が育成を放棄した卵塊をばらした方がいいのか、それともそのまま塊で置いておく方が孵化状況が良いのかという実験です。

まず、最初に卵塊を目分量で半分に分けました。 片方はそのまま、もう一方は卵塊をばらして一粒ずつにしました。

その後、両方の卵を薬浴をして、それぞれネットにいれ、水流が当るように設置しました。 青いネットが塊のまま。白いネットがばらした状態です。

実験開始2日目には胚を確認しましたので幸い予想通り有精卵でした。

死んでしまった卵は乳白色になります。 乳白色になってしまった卵はあとはカビるだけです。 厄介なことに隣の生きている卵にもカビが移ります。 見つけると直ぐにピンセット等で取りのぞきました。

本来であれば、これと同様の作業を親魚が行うのでしょう。 親魚が世話をした方が孵化率が良いのは、きっとこのような作業を親魚が行うためだと思われます。

結果的に乳白色になってしまった卵の数はトータルで バラしたほうは8粒ほど。卵塊のままの方は、15粒ほどでした。 このとき、卵塊のほうはそれぞれがくっついているので、隣の卵を潰さないようにするのは非情にに剥がしにくいです。 その点、ばらしてある方はピンセットでつまみ出せばいいだけですのでやりやすかったです。

面白いことに、塊のままの場合は、孵化までの日にちが1-2日遅かったようです。 ばらした方が、すっかり卵から出てしまっていたのに、卵塊のほうはその後2日経過してようやく全部の孵化が終わりました。 よく卵の孵化は温度による影響が大きいといわれていますが卵膜も何らかの影響があるのかも知れません。

最終的に、全部の孵化が終わったので一緒にしてみました。 あとはどれだけの数が育つか楽しみです。

カビた卵が残っているとヨークサックの付いている状態でも白くかびてしまうものが出ます。 これも直ぐに取り出さなければなりません。 今回の結果から、親魚に放棄されてしまった卵の塊を見つけた時、今後ははバラしてみようかと思いました。

なお、これはあくまで現時点での個人の感想でしかないのでご注意下さい。

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