ブッシープレコのヒゲは何のためにあるのか?

このエントリをはてなブックマークに登録  この記事をクリップ!  newsing it!  Buzzurlにブックマーク  Save This Page to del.icio.us  このエントリをニフティクリップに登録  2008/9/30

Geekなぺーじ管理人です。 「"Spawning in Ancistrus (Siluriformes: Loricariidae) with comments on the evolution of snout tentacles as a novel reproductive strategy: larva mimicry", Mark H. Sabaj, Jonathan W. Armbruster, Lawrence M. Page, Ichthyological Exploration of Freshwaters, Vol.10, No.3, pp.217-229, November 1999」という論文を読みました。 1999年の論文です。

この論文は、雄が激しくヒゲもじゃになるブッシープレコの繁殖形態に着目しています。 論文では、自然下で採取したブッシープレコを水槽環境で飼育/繁殖させることで繁殖形態を調べています。

この論文によると、ブッシープレコは筒状の巣の中で雄が卵と稚魚を守り、雌プレコは卵や稚魚を守る雄を好むそうです。 卵を守る雄と守っていない雄を比べた時、雌は卵を守る雄に強い興味を示しがちであったとあります。 雌が卵を守る雄の所でさらに繁殖をしようとしたり、逆に雄が他の雄が守っている卵を略奪して自分の巣に持ち帰るという行動も記述してあります。

このことから、論文ではブッシープレコの雄が持つ特徴であるヒゲは、稚魚を擬態しているのではないかと推測しています。 稚魚を保護する雄が「男らしい」のであれば、男らしさの象徴である稚魚を擬態した立派な太い「ヒゲ」がたくさんあった方が「男らしい」だろうという考えです。

確かに、ブッシープレコのヒゲは稚魚に見えなくもないですね。 特に、筒の奥に入った状態であればワサワサ稚魚が群がっているのと区別がつきにくいのかも知れません。 結構面白い考え方の論文だと思いました。

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