熱帯魚に関する男女の嗜好差

Geekなぺーじ管理人です。

IT業界には女性エンジニアが非常に少ないです。 IT業界では何故少ないのかという研究が20年以上前からアメリカで行われています。 その内容を読んでみると、他の業種でも同様の事が言えるのではないかと思える内容が書いてありました。

プレコに関連する熱帯魚業界もIT業界同様に女性が少ないと思われます。 今回は、男性的視点によるプレコと女性的視点によるプレコというものを考えてみました。 以下の文章は科学的、学術的な内容ではなく、単なる私の妄想の一部なのでご注意下さい。

Cornelia Brunner氏によると、コンピュータに対する男性と女性の取り組み方というのは異なっているそうです。 男性はコンピュータそのものに注目して、機材をいじりまわすのが好きであることが多いようです。 一方、女性はその機器が何をするためのもので、どうやって役にたって、どのように世の中を便利にするか、という事に注目する事が多いそうです。

これをプレコに例えると、男性はプレコそのものに注目をしたがり、女性はプレコという種類全体の特徴に注目するという気がします。 そう考えると、例えば「このプレコはアラグアイア産でこのヒレのイレギュラーラインがレアだ！」というような発想は非常に男性的であると思えます。 一方、女性が「プレコの口をモグモグさせて苔を食べる様が可愛い」というのは、プレコという種全体を見ていて、苔を食べるという役割に注目しているのではないかと思われます。

魚のコンテストや品評会が男性ばかりになるのも、男性が各個体という視点で魚を見るからではないかと思われます。 一方、小さくて可愛いくて繁殖が容易な魚が女性に人気があるのは、魚を個体として見ているのではなく、繁殖という行為が楽しく感じれるからなのではないかと思われます。 例えば、グッピーの繁殖は女性に人気があると言われています。 また、ベアタンクの巨大魚水槽よりも水草水槽が女性に人気があるのも同様の理由であると思われます。

コンピュータの技術を身につける能力は男性も女性も変わりが無いという研究結果が多く出ています。 同様に、熱帯魚も一度ハマってしまえば、女性も男性も同じように熱帯魚のスキルを発揮できると思われます。

ただ、現状の熱帯魚業界は、男性的趣向が非常に多いと思われます。 例えば、雑誌を見てもレア個体の特集が多く出てきます。 また、特定の濾過方法や機材の解説も多く見られます。 現状では男性の愛好家の方が多いので、必然的に男性に人気が出そうなネタが多くなるものと思われます。

以上、熱帯魚と女性というネタで考えてみましたが、皆様はどう思いますか？

参考

以下は、女性とIT業界という題材で書いた私のブログ記事です。 もしよろしければご覧下さい。

ジェンダーとテクノロジ

http://www.geekpage.jp/blog/?id=2007/7/4
Google社で行われた「On Girls, Boys, and IT Careers」という講演内容を要約しています。

女性コンピュータエンジニアが少ない理由

http://www.geekpage.jp/blog/?id=2006/9/6
「An ACM-W Literature Review on Women in Computing」という論文の解説です。