レンジャーインペリアルの正体

2007/2/10


近年、インパクトのあるプレコが紹介されました。

その名も、レンジャーインペリアルペコルティアです。 すごく小さくて(2cmくらい)迷彩色をしたこのプレコは、美しく魅力的です。 しかも新着ということも手伝って、すぐに有名になりました。 価格も手頃で、入荷数も多く新着の割には入手しやすかったと思います。

しかし疑問は、ほんとにペコルティア?ということでした。 良く見るとヒポストムスの種類に思えましたが、個人的には いずれ大きくなるだろうと予想し、ぺコルティアという名前を外して販売しました。

その後、大きく成長させることの出来た方などからの意見など、ちらほらと同様の意見を耳にするようになりました。 さらに、それから1年ほどして、それがゴールデンスパイニーと呼ばれていたプレコであることに気が付きました。

このような例は、かつてプラチナロイヤルにもあったことです。 幼魚時はロングスナウトロイヤルと呼ばれ大きくなったものがプラチナロイヤルだということがわかったのも プラチナロイヤルが紹介されてから、だいぶ期間が過ぎてからのことでした。 当時は、プラチナロイヤルの幼魚の入荷がなく、 ロングスナウトロイヤルの成魚の入荷もない、というのも今となっては当たり前のことだったのです。

レンジャーインペリアルの迷彩模様もよく見るといろいろなパターンがありますが、 これが成魚になった場合、必ずしもゴールデンになるとは限りません。 グレーっぽくなるものや、ダークグリーンぽくなるものが殆どです。 ゴールデンになるものは、それ程多く存在しません。ある意味貴重です。

ちなみに、このページに掲載している画像のゴールデンスパイニーは、ずば抜けて発色のよい極稀な個体です。 必ずしもレンジャーインペリアルの成魚がこの発色になるわけではないので、ご注意下さい。


やや黄色い個体

しかし、それにしても、あのレンジャーインペリアルが、こんな風になるなんて。。。 普通では中々想像しにくいものですね。 これもプレコの不思議というか魅力ですね。