プレコ考

2007/1/26

プレコファンは昔から多く存在する。 そして、これからも増えていくことを信じている。

プレコの種類も多く存在するが、ここ近年ショップの企業努力や ファンの増加に支えられさらに多くの種類が紹介されてきた。

新しくプレコに興味を持たれた方が、どこから飼えばいいのか? これに対して 「今、興味のある種類から」と答える場合と「飼いやすいものから」と答える場合がある。 飼いやすいというのは 意味が二通り。飼育面と価格の両方である。

といっても種類が多くて、ついつい目が奪われるのは花形であろう新着プレコ。 皆の話題性も踏まえ、当然、価格はそうそう手が出るものではない。 数万というのも少なくない。

しかしながら、新着プレコの恩恵か、 その影で価格が落ち着いたプレコが存在する。 つい数年前ではそれこそ花形だった存在たちだ。

自然の産物だから、別に美しさや品質が落ちるわけでもない。 当時との違いは 流通しやすくなったぐらいのこと。 実際今も高級で美しいプレコはたくさんいるものの その存在を見てきたからこそ、その価値の理由も知ることができるのである。

例えば、美しさを備え流通しだした頃に比べ格段に手に入れやすくなった(¥5000以内)。

代表的存在を数種あげると

オレンジフィンカイザー
黒地に黄色いスポットが入りひれにも黄色いエッジが載るプレコ界でも非常に色目の美しい種類。 今でこその価格だが、当時3万位した記憶もある。
ゴールドエッジマグナム
黒地に黄色いスポットがたくさん入り、一見黄色いプレコのイメージさえするマグナムプレコの代表。 マグナムの仲間は比較的丈夫で飼いやすさも有る。 これも入荷初期は3万以上していた記憶がある。
インペリアルタイガープレコ
時にクイーンインペリアルタイガーとして入荷することも有る薄黄色に黒の縞が載る小型美種のタイガープレコ代表格。 時に、イレギュラーと呼ばれる乱れたようなラインのものが少々のプレミアが付いていることがあるが、 小さなときは整然並んだラインも大きくなるにつれ乱れてくるものである。 タパジョス河のプレコブームに登場した。当時1万くらい。
タパジョスグレイトリム
レポラカンティクス・ジョセリマリー。 この名前を知っている方はもう10年来のプレコファンだろう。 モノトーンを感じさせる色目は地味だが美しいトリム。 グレーの地色 黒いスポット ひれの端々に入る白のチップ。 特にサイズの小さいものが背びれをピンとたて 水槽の中をちょこまかする様子は美しくかわいいものだ。 (成魚近くになると白のチップは消失)。
こちらもタパジョス河のプレコブームに登場した。当時1万くらい。
クイーンアラベスク
最初に見たときの印象は衝撃的であった。 じーっと見ていると目が痛くなりそうなほど細かい全身の白黒ラビリンス。 こんなにも綺麗で繊細な模様のプレコがいたんだなと感心したものだ。
こちらも タパジョス河のプレコブームに登場した。当時1万くらい。

上記のプレコ達で水槽を構成しても美しいプレコ水槽が作れる事請け合いである。

他にも 比較的お手軽に手に入れられるお勧めプレコはまだまだいるが 少々省略して、一部名前を挙げておきます。(図鑑で探してくださいね)

   ルビースポットマグナム  ドラゴンスタークラウン    スタークラウンぺコルティア ロイヤルプレコs〜smサイズ    スタースパングルプレコ キングロイヤルぺコルティア初期型     (この辺りであれば、基本的な熱帯魚の飼育知識があれば飼育可能だと思われます。)

などなど まだまだたくさん紹介したいものはありますが種類の方はこの辺で。

今までプレコを飼っておられた方も懐かしいと思われたかもしれません。 改めてこの辺を見直してみるのはいかがでしょう。 新しく始められる方もこの辺からスタートしてみるとプレコの魅力が長く深く楽しめると思います。

それプラス 興味の有るプレコを入れるといいですね。