インペリアルゼブラプレコの繁殖

産卵

条件 雄3匹くらい、雌2匹くらい(1対1というのは人間側勝手なの発想??)
雄 > 比較的大きめ。(外見で見分けるのは難しいが 髭 顔の形は判断基準になるようだ)
ここでは・・・行動で。先にテリトリーを主張するのは殆どが雄
水槽 60cm水槽
水温 27℃位
シェルター 奥行き10cm〜15cmくらいの穴(奥が行き止まりのほうがいいようだ。)

7cm+クラスになると雄はテリトリーを意識しだすのか、シェルターに入り他のインペリアルゼブラに対して雄雌問わずサイドからアタックするように威嚇します。 雌は6cmくらいから身体全体、特に腰の辺りに丸みを感じるようになります。 恐らく卵を腹に持ち出すのではないかと考えられます。 雌はテリトリーを持った雄に近づきますが、なかなか最初は受け入れられません。 そんな状態で数日、シェルターの入り口付近で雄の機嫌を伺う様に待機します。

ここからはできればそっとしておいてやったほうが良いでしょう。 ある日、なかなか入れてもらえなかったメスがシェルターの奥に半ば強引に入り込みます。 そして、2日としないうちにまたまた入り口付近に押し出されています。 その時、腰の辺りのふっくら感は無く、気持ち痩せたかな?という体形になっています。 雄は、身体を半身にして入り口付近をガードしています。 この一連の行動があれば、シェルターの奥に10個程度卵は生まれていいるかもしれません。

卵は 直径2ミリ位の薄透明感のある黄クリーム色です。 ブドウのようにくっついて一塊になっています。 乳白色になり、透明感の無いものは無精卵と考えて良いと思われます。 基本的に卵は雄が守ります。

孵化

 

産卵後1〜2日後には卵の真ん中に脊髄と思われる赤いラインが入り、その2日後には孵化します。 孵化直後は卵にそのまま頭と尻尾が生えたような格好をしています。 このとき、インペ独特の模様はまだありません。 ラインは孵化後2〜3日で徐々に出てきます。

育成

孵化後、放置して置くとそのまま育つものもいますが、他のインペリアルゼブラに食べられてしまうこともあるので注意が必要です。 餌はブラインシュリンプ等を与えます。 稚魚はお腹が空になったらすぐにでも死んでしまいます。 そのため、常に餌がある状態が好ましいです。

この段階でも稚魚の体に入るラインの変化を見ることができます。

その後3〜4ヶ月もすると3cmほどになります。 この頃になると餌も親と同じでも大丈夫です。 そこからは一安心になります。 飼育方法も殆ど親の飼育状況と変わりません。 後は、ゆっくり元気に育ってくれることを祈るばかりとなります。 

産卵期間

うまくいけば、また一月もすると再び・・・・産卵!もあるようです。

関連

2006年8月現在