プレコの名前あれこれ

ネオンテトラやエンゼルフィッシュなど、熱帯魚に興味を持つ方なら誰でも知っているこの魚の名称。 しかし、これらは基本的に日本でのみ通用する、いわば、ニックネームです。 (単純に英語圏での名称のカタカナ読みである場合もあります)

プレコの名前もしかり。 ロイヤルプレコをはじめ、オレンジフィンブラックカイザー、マグナム等、殆どのものがニックネームです。

学名で表記するとあまりに難しく、spで分類されるものが殆どとなってしまうため、親しみ易い名前が付いているものが多くなっています。

プレコに特徴的なのは、以下のような単語の組み合わせです。 どれも見た目のイメージから来たものが多くなっています。

宝石類・・・ルビー、キャッツアイ、オパール、トパーズ、パール
階級位・・・カイザー、クラウン、キング、クイーン、ロイヤル
強調・・・ウルトラ、スーパー、メガ
産地名・・・プレコの名前の前後に産地名が付く。
マラジョー、ツクルイ、イリリ、サンフェリックス、タパジョス、シングー、他多数
動物名・・・ゼブラ タイガー レオパード

最近の傾向としては、高級感を煽るために、これらの単語に「スーパー」や「メガ」組み合わせる場合もあります。 また、数年前に紹介されたときと、最近で名称が変化してしまっている場合もあります。 このような理由から、同じ種類のように見えてもショップによって違う名前がついていたりします。

新着の時点で複数の名称が付いてしまう事もあります。 ある日、日本に向けて、同じシッパーから新着の同じ魚がやって来たとします。 例えば、関西国際空港と成田国際空港に同時に到着したとします。 

それぞれ仕入れた業者さんは 名前がないと販売しにくいので名前を考えます。 インボイスをそのまま使用することもありますがこれ自体正直しっかりしていません。 そのため、同じ種類の魚に2つの名前が同時期につけられることになるのです。 これは非常にややこしいことですが、今のところどうしようもありません。

以下代表的な名前です。

      
ゴールドラインプラチナゼブラフラッシュぺコルティア
ギャラクシーぺコルティアマスタードファントム
フラッシュゴールデンマグナムポーラスターマグナム
インペリアルタイガークイーンインペリアルタイガー
ゴールデンブルーフィンぺコルティアイエローフィンぺコルティア
ガットタイガーアカリゼブリーニョ
オレンジフィンマージープレコタイガーフィンサターンプレコ
タパジョスグレイトリムレポラカンティクスジョセリマリー
タイタニックトリムテキサストリム(スーパーレッドを除く)
ムスタングトリムアイアンドットトリム
キングロイヤルぺコルティアキングタイガーぺコルティア

また、幼魚・成魚で見た目が異なるため、別名がついてしまった例もあります。

プラチナロイヤルロングスナウトロイヤル

また、同種であると考えられるが見た目の違いがはっきりわかるものには特別に名称が付いたものもあります。 これらは、一尾のみに付いた名前でなく グループ群として存在します。

 
タイガーフィンサターンドラゴンフィンサターン
ゴールデンブルーフィンぺコルティアレモンフィンぺコルティア
オパールドットマグナムスネークオパールドットマグナム

※逆に名前が似て非なるものもいるので注意してみると非常に面白いです。

2007年1月現在