IBAMA公式サイトにてプレコ取引摘発記事が掲載されている

2008/8/25

Geekなぺーじ管理人です。 プレコの規制に関しての続報です。

ここ数週間、ショップや問屋の間で現地のシッパーが摘発されたという噂が流れていました。 しかし、ソースとなる情報が発見できていなかったので書いていませんでした。

先日、IBAMAの公式Webサイトにて魚の違法取引摘発記事が掲載されているのを発見しました(参考)。 7月に連続してプレコ摘発記事が発表されており、本気であるように思えます。 「魚の摘発」という表現を使いながらも、写真がプレコだったり、「ほとんどはプレコ」と記事に書いてあったりします。

今年前半から噂されているプレコ規制ですが、これから徐々に本格化していくのかも知れません。

国内繁殖

今後は、国内繁殖による供給体制が大きな課題なりそうです(もしくは東南アジア)。 国内繁殖による供給がなければ、価格が急騰してしまう可能性があります。 魚の価格が上昇してしまうと魚種が敬遠されていき、売れにくくなると扱うショップが減り、プレコというジャンル全体が衰退してしまう可能性が高いです。

ただ、今回はインペリアルゼブラの先例によってプレコ繁殖に注目が集まり、繁殖技術も確立しています(主に小型プレコに関してはですが)。 そのため、繁殖実績がある魚種に関してはさほど価格上昇が発生しないのではないかと個人的に予想しています。 (というか、上がって欲しくない)

一方で、各種プレコ繁殖体制が整う前に価格が急落してしまうと、折角ブリードをしている人達のインセンティブが無くなり、繁殖をしなくなってしまう可能性もあります。 趣味ではなく、本業として繁殖による生産をしている人がどれだけいるかというのは重要な要素だと思われます。

今後数年は微妙なバランスが必要になってくるのかも知れません。

観賞魚業界における値段は全体的な「空気」のようなもので決まっていく面もあり、様子を見守っていく他なさそうです。 最近では、原油価格等によるコストも負担です。

なお、今回の規制はブラジルからの輸入に関してであり、コロンビアやペルーからのプレコは従来通りであると予想されます。

関連情報

プレコ王国 : プレコが輸入されなくなるのか?

Geekなぺーじ : IBAMA輸出規制情報まとめ