ロングフィンロイヤルについて

2008/11/19

読者の方からヒレが長いロイヤルプレコに関しての質問を頂きました。 おおぞら観魚園で今年3月に購入された4cmの並ロイヤルプレコが成長したものだそうです。

家の水槽に移してからじっくりと観察されたところ、各鰭のエッジが透明で、鰭の骨のようなものが剥き出しになっていたそうです。 月日が経つにつれ鰭が徐々に伸びていき、ロングフィン状態になったとのことでした。

腹鰭で尻鰭は隠れてしまい、背鰭をたたんだ時は尾鰭の途中まで届く長さで、尾びれもやはり長いそうです。

これは、興味深い現象です。 入荷時には殆ど見られないので、珍しいといえます。 観賞魚としても面白いですね。

このようなロングフィンロイヤルに関しては、水中ポンプやデフューザを使って水流が強めに設定してある水槽での発生を聞いたことがあります。 個人的には、その水流の強さが成長とひれの成長に影響を与えたのだと推測しています。

素質というのもあるかもしれませんが、そのあたりにつきましては、はっきりしたことがいえません。 非常に不思議です。 このような事例がある事もプレコという魚種の神秘性を高めているのかも知れません。