カージナルテトラの繁殖に成功

2007/8/20

Geekなぺーじ管理人です。

メインで飼育しているプレコの方は毎月産卵はするのですが、どうも卵がカビてしまいます。 雄が若すぎて受精がうまくいっていないように思えるのですが、 プレコの稚魚の姿を見るべく試行錯誤しているうちに、プレコ水槽の混泳魚として飼育しているカージナルテトラの繁殖に偶然成功してしまいました。 可愛らしいカージナルテトラの稚魚を見られるのは非常に嬉しいのですが、多少複雑な気持ちです。 ただ、あまりにカージナルテトラの稚魚が可愛いので「カラシンもいいかも。。。」と浮気心が湧いてきている今日この頃です。

事の発端は、水槽の水換えをしているときでした。 ペパーミントがそろそろ産卵しそうなので、大幅水換えをして産卵をさせようと思っていました。 我が家のペパーミントは、二匹で同じ筒に入って3日ぐらいしてから50%の水換えをすると、産卵をします。 雄雌が一緒に筒に入るようになって3日ぐらい経過したので、そろそろ産卵させようと思って水換えを始めました。

水換えをしていると、どうしても吸い出せないゴミがありました。 どうも、吸出しホースから逃げているようです。 「あれ?」と思い、良く見ると稚魚でした。

「プレコの稚魚か!」という思いが頭をよぎりましたが、産卵から孵化までかかるであろう日数と、水槽内のどのペアも産卵を確認してなかったので、変だと思いました。

さらに水槽の中を良く見ると、以下のような魚でした。


プレコの稚魚の形ではありません。 しかし、その水槽には他の魚と言えば、カージナルテトラしかいません。 カージナルテトラの繁殖難易度は高いと聞いていたので、繁殖は不可能だろうと思っていて完全にノーマークでした。 しかも、プレコを飼育するための環境なのでベアタンクです。 そんな環境で卵が孵化したのが半ば信じられませんでした。 カージナルテトラの卵が、プレコの餌にならなかったのが奇跡なのではないかと思いました。

現在は、カージナルテトラの稚魚を産卵箱に取り出して、飼育しています。 最初はすり鉢で砕いたプレコの餌を水に溶かしてスポイトで与えていました。 結構良く食べていました。

以下の写真は本日の写真です。 3日前よりも多少成長しています。 現在、8匹います。 今のところ発見した稚魚は一匹も落ちていません。

本日からは餌をグレードアップさせてあげることにして、冷凍ブラインシュリンプを与えています。 冷凍ブラインシュリンプはブロック状になっていて、解凍すると半分以上が残ってしまうのですが、残った分は親魚に与えています。 親魚に向かってスポイトでブラインシュリンプを与えると、非常に喜んで食べます。 驚いたのは、ブラインシュリンプをカージナルテトラの親魚に与えていると、いつもは隠れているプレコが数匹飛んでくる事です。 プレコの成魚もブラインシュリンプが大好きなようです。 ちょっとした新しい発見でした。

プレコの繁殖に成功する前にカージナルテトラの繁殖に成功するなんて、夢にも思いませんでした。 私が熱帯魚飼育を開始してから1年半ぐらい経過していますが、今回繁殖したカージナルテトラは一番最初に購入した魚たちです。 それだけに、感動もひとしおです。 今度は偶然ではなく、狙ってカージナルテトラに産卵させてみたいと思ってしまいました。

いや、その前にプレコですね。。。 プレコの稚魚も見たい。。。と思う今日この頃でした。