急激な水温ダウン・・・事故

2007/4/24

  ご機嫌に泳いでいるお気に入りのプレコ。 プレコの飼育者にとって、この状態ほど見ていて気の休まるときでしょう。

しかし、冬のある日に以下のような突発事故が発生したとします。

いつものように帰宅して水槽の前に・・・と。 ??なんかいつもと違うような。 妙に澄んだ感じに見える水。 そして、妙に静けささえ感じるプレコたち。

何かおかしいのだろうかと考える事しばし。 ふと水槽に手をあてる。ツ・・冷たい!水温は、な・な・7℃!!!

ヒーターの故障なのか、電源が入っていなかったようです・・・ (または、冷たい水を差してしまったようです)

あわててプレコを取り出そうと手を入れる。 キーンと手に来る水温。 これは、さすがに熱帯魚であるプレコには耐えられる温度ではない。 全てのプレコが動かない。 まさかの気持ちではあるが、一通り取り出してみる。 完全に硬直してしまっているものまでいる。 動きはしないが、硬直しきっていないものもいる。 水の中で手でプレコを仰ぐとそのまま流される・・・ダメか!

あってはならないことだがこんなことが起こってしまったら・・・ しかし希望は捨てないでチャレンジして欲しいことがあります。 硬直してしまったもの=★は仕方ありませんが、 まだやわらかいプレコは仮死状態になっている場合だってあります。 ゆっくりゆっくり徐々に温かい水に戻してやって下さい。

エアレーションも強めにいれて時間をかけて暖めてやると・・・ おぉ、復活し始めているプレコがいるではないか。 エラの動きがよくなり、これはいけるかも。 徐々に動きが回復してきて、1〜2時間後には動けるようになって、翌日には殆ど状態が戻った!! それも硬直しきっていなかったプレコの殆どが持ち直したのである。 これにはプレコのサイズによる体力的なことにも左右されますが、 プレコの生命力に感謝するやら、自分のミステイクをわびるやらといった感じでしょうか。

これは、急激な温度の低下により仮死状態となってしまったのが不幸中の幸いです。 徐々に水温が下がって病気になったのとは違い、急激過ぎたため起こった現象です。

ちなみに、異常な高温になったとき(例 サーモスタットのセンサーが水槽外に出ていた)は 水が白にごりになって、ゆでたような状態なので・・・(魚も白くなって浮かんでいる) 残念ながらすべはありません。

起こって欲しくないことですが、 ヒーターの突然の故障も頭に入れて器具の交換 点検はしましょう。

※ヒーターの説明書には安全のため1年くらいを目安に交換と書いてあります。